ヒマラヤ岩塩にはガラスのように透き通った無色透明なものから、桜色をしたピンクの岩塩、濃いバラ色の岩塩、黒い石炭のような岩塩まで、色々あります。
その形状も抱える程の大きな岩状の岩塩や握り拳くらいに粉砕した岩塩、細かく砕いたもの、サラサラの粉状になったものなど、いろんな状態で販売されています。
どんな色の、どんな形状の岩塩がバスソルト(入浴剤)に適しているかはお好み次第です。
岩塩の形状 |
使い方と注意点 |
グレープフルーツ位の岩塩
にぎり拳くらいの岩塩
レモンの大きさくらいの岩塩 |
そのまま浴槽に入れて入浴します。
このサイズの岩塩は軽石のように身体にこすりつけてマッサージに利用します。
肘やかかとをこするとツルツルになります。
お風呂の中に岩塩を入れますと、少しづつ溶けて角がなくなり、だんだん丸くなっていきます。
溶け残った岩塩は浴槽から取り出し、よく乾燥させてから再利用します。
溶けて無くなるまで使用できます。
浴室の中に放置すると浴室や浴槽、配水管を痛めますのでご注意ください。 |
うずらの卵くらいの砂利状
大きさの違うクラッシュ岩塩
ハンマーで砕いた岩塩 |
ガーゼや木綿、オーガンジーで縫った袋に入れて浴槽に入れますと取り出す時に便利です。
そのまま投入しますと溶けて細かくなった岩塩を浴槽から拾うのが大変です。
袋に入れてから浴槽に入れれば溶けて細かくなった岩塩を配水管から流してしまうこともありませんので岩塩が無駄になりません。
浴槽から取り出した岩塩は布の袋ごと干して再利用するか、布の袋から取り出して岩塩を乾燥させ、袋の方は洗って乾かしてから再利用します。
溶けて無くなるまで使用できます。
浴室の中に放置すると浴室や浴槽、配水管を痛めますのでご注意ください。 |
ザラメ状の粉砕 |
お風呂のお湯を張る時に最初から投入します。
使用分量としては、100リットルのお湯に対して25グラムから50グラムが適当です。
入浴が済んだら浴槽は良く洗い流してください。 |
細かい粉状、パウダー |
お湯が沸いた後からでも良く溶けます。
粉状の岩塩は湿気やすいので保管にご注意ください。
湿気た岩塩でもお湯に溶かせば同じですが、湿って扱いにくくなります。
使用分量としては、100リットルのお湯に対して25グラムから50グラムが適当です。
入浴が済んだら浴槽は良く洗い流してください。 |
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↓ 新宿の京王プラザホテルのお風呂です ↓
にぎり拳くらいの岩塩を、お風呂に入れた時、岩塩がどの程度溶けたのかを調べるのは簡単です。
お風呂に入れる前の岩塩の重さを量ります。
お風呂から出た時、岩塩もお風呂から取り出してください。この時岩塩の重さを量ればどの程度減ったのかがわかります。
お風呂の水量はメジャーで計測できます。
浴槽の縦、横の長さを測り、水深を測って3辺合計を求めます。
幅60センチ、長さ70センチ、水深50センチで210,000cc の水量です。(21万シーシー)
リットルに直すにはゼロを3個取ります。
すると210リットル、ということになります。
家庭用の浴槽は、180リットルから220リットルが標準サイズです。
200リットルのお湯に、岩塩を100グラム溶かした場合の計算式は
100(g) ÷ 200,000(cc) = 0.0005 です。
パーセンテージはカンマを右に二桁ズラします。
すると、答えは0.05% の塩分、という計算です。
入浴剤として塩を使用する場合、0.025グラムで充分塩の発汗作用、保温効果が得られます。
それ以上の濃度はお好みで。 |